約20年たっても色褪せない名作!【PS4版FF9】号泣【感想】ビビの成長に泣け!
2000年7月7日にスクエアから発売されたプレイステーション用RPGです。
当時DISK4枚組の大ボリューム。
結論から言うと、超がつく名作!!
初めてプレイしたのは高校の春休みでした。
春休みに友達から借りてハマりにハマってやりこんだのを覚えています。
大好きでもう一度やりたいと思いながらも借りたソフトだったので手元には無いし、時がたつとそもそもプレイステーション自体をやれるハードをもう家に置かなくなってしまい。。
プレイステーションアーカイブスで落とそうかずっと迷っていた時に2017年に待望のPS4版がダウンロード専用ですが発売になりました。
スマホ版はコントロールが苦手なので断念していたのでとても嬉しかったです。
キャラクターやプリレンダムービーのアップコンバート(高解像度化)に加え、高速モードや敵出現無しモード、ゲージMAXなどのブースター機能を搭載され、より快適に楽しめるよう改良されたPS4版。
でもこんなにこんなに大好きなゲームでしたが、プレイしてから10年以上も経つとストーリーの記憶がほとんどないようで。キャラクターや一部のBGMや街の風景をほんのり覚えているくらいで、自分が思っていたよりも記憶が無く初見に近い状態で楽しむことができました。
ただ本当に面白かった、感動したゲームっていう漠然とした記憶でダウンロード。
その記憶は間違っていませんでした。それどころか更に大好きになりました!
大分遅くなりましたが、18年ぶりのFF9の感動が凄すぎて、興奮冷めやまないので私の熱いFF愛とFF9の魅力を記事にしたいと思います。
FF9って?
アレクサンドリア王国の王女ガーネットの誘拐を企てる旅芸人一座タンタラス。
偶然にもガーネットは自ら国を出ようとしており、結果タンタラス団の団員ジタンは、 ガーネットや彼女の護衛の騎士スタイナーと共に行動する事に。旅の途中、黒魔導士の少年ビビや、ク族のクイナらを加えた一行は旅の中で自らの出生の秘密や、命の根源たるクリスタルの存在を知ります。そして、この星を狙う敵との大きな戦いに関わることにーーー。
クリスタルをめぐるファイナルファンタジー第9弾。
映像が綺麗
贅沢言えば全部綺麗にHDリマスター版や完全リメイクでやりたいと思っていましたが、キャラクターだけでもアップコンバートされていれば、今のゲームとそんなに違和感はありませんでした。背景はそのままなので最初は背景のボヤけとキャラクターのくっきりに違和感が多少出ますがすぐに慣れます。背景のボヤけも敢えてなんじゃないかと思うくらい馴染みます。
ムービーも超キレイ。
さすがにFF15とは比べてはならないけど超キレイで物語の奥深さも相まってもう映画のようです。
っていうか初代PSの時点でFF9はずばぬけて綺麗だったもんな〜。18年時が経っても古い感じは全くせず、現代のゲームと遜色ありません。
キャラが魅力的! 個々の成長に涙
こんなにパーティーキャラが全員愛おしくなるゲームはあるでしょうか?
そのくらい全員がしっかりキャラが立っており、一人一人それぞれ違う葛藤があり背景がしっかり描かれています。そして主人公ジタンとの冒険で少しずつ成長していく様が本当に素晴らしいです。
仲間になる経緯も適当なRPGも少なくない中、7人全員がしっかり背景があるのです。そしてただ戦闘が強くなる成長ではなくて内面での成長が見て取れるってすごくないですか?だからきっと全員が愛おしく思えるのだと思います。
誰をパーティーに入れていくかすっごく悩みます。全員好きだから!!
個人的には特にビビとスタイナー。
後述しますが本当に成長したのは彼らだと思うので。超感動します。
世界観や素敵!街の雰囲気も◎
そもそも何がいいかってこの世界観ですよね。
「原点回帰」と言われていたこのFF9ですが本当にその通り。私の中のJRPGのイメージにぴったりなちょっと中世ヨーロッパ感も漂う舞台。立派なアレクサンドリア王国やリンドブルム王国、素朴なダリの村もあれば、貴族の街トレノなどそれぞれ全く違った雰囲気で魅力的です。次の街へ行くのが楽しみになるのも冒険の醍醐味ですよね。ダンジョンも綺麗です。
ただフィールドだけは時代を感じるかなー。でもフィールドでセーブする為に呼び出すと走ってきてくれるモーグリがとっても可愛いです!!怒られるまで呼びます。
戦闘が楽しい!アビリティも戦略的
戦闘がつまらないゲームは最後まで苦痛でしかありませんが、FF9はシンプルながら本当に楽しい!!
一番いいのは戦闘に入るまでのロード時間が短縮されたこと。初代PSの時はこれにすごく時間がかかっていた記憶があります。
シンプルコマンドバトルであり、私の大好きなATBシステムです。臨場感あふれるATBに加え、盛り上がるカッコいいBGMとカメラワーク!!
召喚獣や魔法の演出も迫力があっていいです。
あとはアビリティを自分で選択できるところも楽しいです。武器や装備品からアビリティを取得し、キャラクターや敵の特性に合わせて限られたポイントでアビリティをセット。
複雑すぎないシステムで理解しやすいし面白かったです。
BGMが神曲
FF9は本当に名曲だらけです。
音楽は有名な植松伸夫さん。
細かいストーリーなどは覚えていなくても音楽は覚えているものが多いから不思議ですよね。
特に個人的に好きなのはこの4曲。
タイトル画面「いつか帰るところ」
ベアトリクスのテーマ「ローズオブメイ」
ベアトリクス&スタイナー共闘「守るべきもの」
パンデモニウム「独りじゃない」
特に下二曲は聞いてるだけで涙がこみ上げるくらい好きです。
感動シーンが蘇ります。
ストーリーが映画級の感動
これにつきます。
高校生の時見たエンディングの印象と、大人になってから見たエンディングの印象というか捉え方がまた変わっていて、号泣しました。
感動した記憶はありましたが、こんなに泣いた記憶はなかったので。わかりやすいストーリーではありますが、「生きる」というすごく深いテーマなので10代の頃と今30代で全く捉え方も考え方も違うんだなと。
大切に育ててきて、一緒に冒険してきて、その葛藤、成長を近くで見てきた錯覚に陥ります。その感情移入してきた分だけ、エンディングは超感動します。
以下ネタバレ含みます。既プレイの方のみ以下読まれる事をオススメします。
本当に悪い奴は殆ど居なくて、みんな憎めないキャラクターばかり。
悪い人をしいていうならガーネットの継母くらいかな。
クジャに洗脳されてた訳でもなく、ただクジャの悪いお誘いにのっちゃって他国侵攻した挙句、娘を殺そうともしたってことですよね?
最後はダガーにあなたも好きなようにいきなさいと言い事いった風になってましたが、なんかうーんて感じでした。私は。
ダガーからすれば命を狙われてもそれでも母だからという健気な愛があったのでしょうが、クジャ一人ではあんなに国沢山滅せないし、、そそのかしたのは彼だけど。
クレイラは泣いた。さっきまで居たのに。
フライヤには幸せになってほしい!!恋人とまた新たな一歩を踏み出せたようなのでいつか二人でブルメシアを復興できてるといいな。
あとスタイナー。
FF9で一番内面成長の振れ幅が大きいのは彼ではないでしょうか?
最初は見た目通りの頭ガッチガチのお付きのめんどくさいオジサンでしたが、後半は本当にかっこよかったです。そしてこの成長度合いが急に変わるんじゃなくてちゃんと少しづつその過程が見てわかるので感動ものです。
ベアトリクスも好きなキャラクターなので、二人の勘違いラブレターイベントは少女漫画を見てるかのようなドキドキがありました!
二人が一度アレクサンドリアの戦乱で生き別れになってしまった時は悲しかったけど、エンディングでスタイナーがしっかりとベアトリクスに想いを伝え、城に引き止めたところはぐっときました。
ベアトリクスも命令に従っていただけとはいえ取り返しのつかない悪い事した訳で罪がない訳ではないが、彼女がそれと向き合ってケジメをつけようとしていたところは好感が持てます。
スタイナーを心配しているところとか可愛いです。エンディングでスタイナーと二人で剣をかかげるところも感動的。
そしてFF9はジタンが主人公ですが、もう一人の主人公といっても過言ではないのが黒魔道士のビビ。
ジタンの明るく前向きな性格に影響されて、パーティーキャラは成長していくところも多いのですが、同じくらい影響を与えたのが彼ではないでしょうか?
ジタンもいってたし。
おとなしくて内気な性格。でも優しくて。
ジタンと一緒に行動して、自分の正体やいつか「止まってしまう」リミットがある事を知り、生きる意味と向き合います。
こんなに小さいのに。
出会ったばかりは本当に引っ込み思案でおどおどしていましたが、少しづつ少しづつ自分の意見をしっかりだせるようになって、自分で答えを見つけて。黒魔道士の村での彼の成長は感涙ものでした。
そんなビビがまさかエンディングで居ないなんて。
最初私は消息不明のジタンに向けて言ってると思ってたんです。ジタンが亡くなったことを前提に過去形で語りかけてるのかなって。
そしたらまさかの
ありがとう、、、
そして、、、
さようなら、、、
でちょっと「え?」って思ってトドメが
僕の記憶、空に還すね、、、
(うろ覚えだけどこんな内容)
!!!!
ジタンじゃなくんてビビが「止まって」しまったんだ。。とここで理解。
この語りかけの間も泣いていたけど、ここで超号泣でした。
いつかは止まってしまうとわかっていたけれどまさかエンディング前にその止まってしまう描写があるなんて。
可愛がってきすぎて悲しい。
でもビビの子供たちが可愛いかったので救われました。この子達がビビの事を覚えておいてくれる限りビビは生き続けるって事なんだろうなと。
このあとのアレクサンドリアのタンタラス上映でのムービーはもう映画でした!!
長い超大作映画を一本見終わったかんじ。
超感動です。
そしてプロローグとエピローグが繋がる感じもすごく綺麗でした。
本当にやって良かった!!
発売後18年経っても感動が全く色褪せないFF9は普及の名作です。
誰かにこの感動を語りたくて仕方がなさすぎてまとまりもないですが一気に綴りました!
思う事はまだまだ沢山ありますが書ききれないのでこのへんで。
トロフィー集めたかったけど、縄跳び1000回無理すぎてトロコンする気が起きません。私20回も飛べなかったので。。
過去にPSでやったなーという方は是非!!PS4版もプレイしてみてください。また当時とは違った感動が待っていると思います。